IHRAの会員企業は、世界最高水準の安全性・信頼性を誇る新幹線システムを日々支えています。今回は2023年に入会した準会員である、株式会社関ケ原製作所からのメッセージをご紹介します!
関ケ原製作所は大手では手掛けない、中小では難しいニッチ領域で高付加価値を追求することにより「キラリと光るグローバルニッチトップ」を目指しています。当社の製品は、オーダーメイド、超大型、超高精度といった特徴を持ち、開発・設計から製造・据え付け・アフターサービスまで、匠の技やノウハウを駆使しながら一気通貫で生み出しています。まさに工業製品の宮大工のようなものづくりにより、価値創造に挑戦しています。
鉄道製品事業においては、1946年の創業以来、軌道材料(分岐器類)の製作に取り組んできました。弊社の開発製品の中に、列車の乗り心地向上および作業の省力化を目的とした軌間調整型タイプレートがあります。この製品は分岐器および橋梁上において、軌道の通りおよび軌間の調整を誰がやっても同じ品質で容易にできる製品です。開発のきっかけはお客様の困りごとを御相談いただいたことでした。私共は、お客様が必要とする製品開発に今後も積極的に取り組んで参ります。
関ケ原製作所は、世界三大古戦場の一つである関ケ原の戦い(1600年)が繰り広げられたその地に工場を構えています。自然に囲まれた環境の中、日々ものづくりに取り組んでいます。世の中に必要とされるニッチ製品の開発・生産を進めています。7つの事業展開で培った技術を活かし、軌道材料や保守作業機器で『こんなものがあったらいいな』を具現化することが得意な企業です。御相談があれば、是非お声掛けください。尚、より詳しい会社のご紹介は、是非ホームページhttps://www.sekigahara.co.jpをご覧ください。
日本及び台湾の高速鉄道は、平面交差のない高速旅客鉄道専用の軌道と、ATC (Automatic Train Control:自動列車制御)システムにより構成される「Crash Avoidance(衝突回避)」の原則に基づく高速鉄道です。さらに、システム全体を統一的に捉え、ハードとソフトを最適に統合する「トータルシステムアプローチ」が加わることにより、世界最高水準の安全性・信頼性を誇る、高速・大量・高頻度輸送を実現しています。新幹線の特徴は、高速鉄道による社会変革及び発展にとって必要不可欠な要素であり、新幹線を支える技術には高い安全性と信頼性が求められます。
新幹線は今回ご紹介したような数多くの企業に支えられて日々安全に運行をすることができています。今後も随時、新幹線を支えるIHRA会員企業について紹介をしていきます。
分岐器
軌間調整型タイプレート